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今回は三大貴石についてお話いたします♪
三大貴石って?
世界三大貴石とは、
エメラルド
ルビー
サファイア
の3種類の宝石のことを指します
たしかにこう並べてみると
「ダイヤモンドの次はこのあたりだよなあ…」と
納得できちゃう布陣ですよね
この3種の宝石は、希少価値が高いだけでなく
その美しさからたいへんな高値で取引される石でもあります
それでは次項から、それぞれがどんな宝石なのかお話していきます
エメラルド
まずは5月の誕生石としても知られるエメラルド
エメラルドグリーンという言葉がある通り
緑色をしていることが特徴です
エメラルドはもともと、ベリル(緑柱石)と呼ばれる
ベリリウムを含んだ鉱物グループのなかのひとつです
同じベリルの中には、3月の誕生石として有名なアクアマリンや
淡いピンク色をしたモルガナイトという宝石も含まれ
その中でも
きれいに緑色を発色したもの
を「エメラルド」として扱います
『幸運・夫婦愛・希望』などの石言葉を持っていて
結婚55周年を『エメラルド婚』と呼ぶように
幸せな家庭や人間関係を築く手助けをしてくれると言われています
宝石としては硬度が8と硬めの部類ではあるのですが
結晶化するときに作用する元素との関係から
内部のインクリュージョン(ヒビや傷)が多くなりがちな宝石でもあります
市場に出回っているエメラルドの多くは
そのインクリュージョンを目立たなくするため
含侵処理(オイルを宝石内に注入する)が施されている可能性が高いです
劣化の原因になりますので、水に浸けたり強い衝撃を与えるのは避けてください!
続いてご紹介するのが、7月の誕生石で知られるルビー
実はダイヤモンドのカット方法がしっかり確立する前までは
「宝石の王様」と呼ばれていたのはルビーのほうでした
のちに残念ながらダイヤに王座を譲り渡すかたちになりましたが
いまでも特徴的な真っ赤な色味に、女性を中心にファンが多い宝石です
ルビーはもともと、コランダムと呼ばれる無色透明な石に
微量の酸化クロムが含まれることによって、赤く発色しています
この酸化クロムという物質がなんとも曲者で
含まれる量が少なすぎてもルビーとは認められず
多すぎても美しさがそがれジュエリーランクには値しない、と判断されてしまうんです
まさに神がかった配分で酸化クロムを取り込み
美しく赤くなれたものだけが『ルビー』と呼ばれているんですね
ルビーの石言葉は『情熱・良縁・勝利』
真っ赤な色に基づいた、パワフルな言葉が並びます
硬度もダイヤモンドに次ぐ9と、丈夫な石ですので
日常使いのジュエリーにセットしても安心です
もし使っていてくすみなどが気になる場合には
少量の中性洗剤をとかしたぬるま湯で優しく洗い
柔らかな布で水気を切って、きちんと乾燥させてあげてくださいね
最後にご紹介するのが、9月の誕生石・サファイアです
サファイアといえば青い宝石なイメージがありますが
実はサファイアの色味はオレンジやピンク、グリーン、パープル、ブラウンなど
さまざまな色味が存在しています。
というのも、サファイアはもともとルビーと同じ『コランダム』
このコランダムが地中のさまざまな物質の影響を受けて発色するときに
赤く発色したものをルビー
そのほかの色に発色したものをサファイア
というように分けて呼んでいるからなんです
いうなれば、ルビーとサファイアは兄弟、双子、といった関係なんですね
ですので、ルビーの項でお話しした
「酸化クロムの量が少なすぎてルビーと認められなかった石」は
ピンクサファイアとして扱われることになります
サファイアの石言葉は『成功・誠実・慈愛』
サファイアにはさまざまな色がある…とは言えど、
やっぱり印象的なのは青いサファイア
石言葉も青色から連想される、まっすぐで真摯な印象のものが多いですね
石としての特徴はルビーとそう変わりありません
硬度は高い石ですが、強い衝撃には弱いので
丁寧に扱ってあげてくださいね
ここでちょっと番外編
世界には三大貴石のほかにも、
読み方の同じ『三大希石』と呼ばれる宝石たちも存在しています
こちらの3種は、『希少価値があり美しく高値で取引される』三大貴石と違い
その中の『希少価値が高い』に重点を置いた
世界でも珍しい宝石たちのグループです
順にご紹介すると
パライバトルマリンは、ブラジルのパライバ地方で産出される、トルマリンの一種です。
マンガンイオンと高濃度の銅が作用して、他にはないネオンカラーの発色が見られます。
産出される量がとにかく少なく「幻の宝石」とも呼ばれています。
パパラチアサファイアはサファイアの一種で、ピンクとオレンジのちょうど中間の色味をしています。
どちらかが濃すぎてもダメで、理想的な色味であったとしても傷などあればジュエリーにはなれないため
パパラチアサファイアと名乗れる石は本当に希少なのだと言います。
アレキサンドライトは、世にも不思議な変色する宝石です。
太陽光では緑色になり、蛍光灯などの人工灯の下では赤っぽく色が変わるそう。
どんなに傷が少ない大粒の石でも、鮮やかな変色が確認できなければ「アレキサンドライト」とは認められないようです。
の3種類
店頭に並ぶのも珍しい石たちですが、もし運よく巡り合えたら
ぜひぜひじっくり見てみてくださいね
本日は世界三大貴石についてお話ししました
いかがでしたでしょうか
三大…と名前がついているだけあって有名な宝石ばかりですが
詳しくプロフィールを見て頂くと、新鮮な発見もあったのでは、と思います
ちなみに7月生まれの私はルビー推し
いつかとびきり濃いルビージュエリーを手に入れたいです
それではまた
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