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世界でもっとも有名な時計ブランド
といっても過言ではないロレックス
では、ロレックスがこれほどまでの人気と地位を手に入れるまでに至った
その理由はどこにあるのでしょうか
それは、時計史の中でも重要なものとされる
ロレックス3大発明
の存在が大きかったと言われています
本日はこのロレックス3大発明についてお話していきます
ロレックス3大発明って？
ロレックス3大発明とは、
オイスターケース
パーペチュアル
デイトジャスト
の3つの機構のことを指します
これはアイディアが画期的だったことはもちろん
実現には高い技術力が要され
短期間でたてつづけにこれらの発明を発表したこと
そしてそれらの実用化までこぎつけたことが
「ロレックスの地位は3大発明が基礎となった」
と呼ばれるゆえんとなっております
では次項から、これらがどんな発明だったのか
詳しく解説していきます
オイスターケース
まずご紹介する発明・オイスターケースは
完全防水の時計ケースのことです
ケース、とは時計のムーブメントが収まっている
時計の本体部分のことを言います
オイスターケースが開発されるまでは
時計のケースはいくつかの部品を組み合わせて
作っていくのが普通でした
ところがロレックスは、大きな金属のかたまりから
ケースのかたちをくりぬくことで
継ぎ目がまったく存在しないケース
を作り上げたのです！
さらにオイスターケースの優れているところは
時計内部に水が浸入する入り口となっていた
リューズや裏蓋をねじ込み式に変更し、
防水性をより高めたところ
この
継ぎ目のないケース×ねじ込み式のリューズと裏蓋
により、ドーバー海峡を泳いで横断してもビクともしない
最強の防水時計が誕生したのです
オイスターケースはあまりにも有名な発明のため
ロレックスの代名詞のようにもなっているのですが
実は、もともとくりぬきケースを開発していた「オイスター社」を傘下に迎え
そこにロレックス独自のねじ込み技術を加えたことで完成したものになります
他社のアイディアも取り込み、人々の予想を超える製品を作り出していくあたり
ロレックスのタフさというか、貪欲さが垣間見えるエピソードですよね
ちなみにオイスターケースが生まれたのは1926年、
日本でいうとようやく昭和の時代に突入したばかりのころです
いまでこそゴムパッキンの導入などで
安価でもある程度の耐水性が確保されるようになりましたが
そんな時代にこんなに先進的な発明がされていたなんて
なんだかびっくりしちゃいますよね
パーペチュアル
次にご紹介するパーペチュアルは
「永遠」「永久に」という意味を持つ機構です
昔、時計の多くは自分でリューズを巻き上げて動かす「手巻き時計」でした
手巻き時計には手巻き時計で
手がかかる分だけ愛着が湧く良さもあったのですが
どうしても愛着や味よりも
毎日巻き上げて手入れしないと止まるという
マイナス部分が大きかったのです
そこで1931年、開発されたパーペチュアルは
毎日腕につけて生活するだけで
時計が正確に動き続ける
という非常に便利な機能でした
実は、手で巻かなくても時計が動く…いわゆる「自動巻き」時計については
パーペチュアルが発明される以前から存在はしていましたが
ロレックスのパーペチュアルに搭載されたのは
元来の自動巻きとは一線を画す
「全回転式ローラー」というシロモノ
これは、ムーブメントの中央に錘を設置し
それを腕時計の動きに合わせて回転させることによって
ゼンマイを巻くまったく新しい機構です
この全回転式ローラーなら、
腕時計をつけた腕を振るだけでゼンマイが巻かれるので
毎日時計をつけて生活するだけで
面倒なリューズ巻き上げ作業をしなくてよくなったのです
パーペチュアルが生まれた背景として
手巻き時計のわずらわしさをなくすため、ということ以外に
オイスターケースの防水性を
さらに盤石にするため
という理由もありました
というのも。
オイスターケースは確かに非常に優れた防水機能を持っていましたが
毎日のリューズ巻き上げを行ったあとに
うっかりリューズを戻し忘れて
時計を浸水させてしまうという事故が多発したのです
いくらねじ込み式のリューズでも、開きっぱなしじゃ意味ないですよね…
そこで、そういった事故を防ぐためには
リューズを触る機会を極力減らすのが一番
という話になり、パーペチュアル機能の開発につながったと言われています
デイトジャスト
最後にご紹介する機能は
デイトジャストでございます
デイトジャストとはその名の通り
デイト(カレンダー)がジャスト0時に
瞬時に変わる仕組み
のことを言います
デイトジャストが生まれた1945年ごろは
数時間かけてゆーーーーーーっくり日付が変わっていったり
並んだ日付から該当の数字を矢印が指すだけ
なんてカレンダーが普通でした
そこへ来てデイトジャストは、
日付が変わるタイミングで「カチッ」と小さな音を立てて
一瞬のうちに日付表示が変更されるのです
いまでこそ時計のデイト機能は精度が向上し
家電量販店で安く買えるような腕時計でも0時付近で変わってくれますが
当時の人々にとってはよほど驚く発明だったのだろうと思います
さらに現在デイト機能つきの時計でスタンダードな
3時位置にカレンダーを入れる、というデザインも
ロレックスがはじめたものになります
3時の位置にデイトがあれば、ジャケットを着たままの状態でも
日付が確認できるから…というのがその理由
この機構の名前を冠したモデル「デイトジャスト」は
いまなお世界中の人々から愛される
ロレックスの代表的なドレスウォッチとなっています
最後に
本日はロレックスの3大発明について取り上げました
いかがでしたでしょうか
どれも有名な機構ばかりですので
ひとつは「聞いたことがある」なんてものもあったのではないでしょうか
ロレックスの理念は「世界最高の時計を作ること」…
もちろん今回ご紹介した3大発明以外にも
ロレックスの素晴らしい発明は多数ありますし
そしてそれは今現在も着々と生まれているものと思います
そう考えると今後、
ロレックスからどんな時計が生まれてくるのかワクワクしちゃいますよね
それではまた
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