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みなさまこんにちは(*^-^*)
時計の動力源といえばムーブメントと呼ばれる部品です
このムーブメントの種類によって、時計は自動巻きだのクオーツだのソーラー時計だのに分類されるわけですが一時期はスイスの機械式時計の90%以上がこの会社のムーブメントを使っていたというトンデモムーブメントメーカー・ETAのことはご存じでしょうか
本日は時計界の超重要カンパニー、ETA社について取り上げます
★ETAって?
ETA(エタ)とは、1856年にスイスで生まれた時計のムーブメントを主に取り扱う会社です
正確な社名はエタ・エス・アー・マニュファクテュール・オルロジェール・スイスと言いますが、あまりに長いのでただ「エタ」と呼ぶのが一般的です
ロレックスやセイコーのように自社で時計の外装からムーブメントまですべてを作る会社をマニュファクチュアールといいますが
それとは逆に、ムーブメントなどの一部の部品を他社から仕入れ自社で組み立てを行って販売する会社はエタブリスールと呼称されます
そしてそんなエタブリスールの多くへムーブメントを卸しているのがETA、というわけです
★ETAの品質
ETA社のムーブメントは、大量生産する都合上、非常にシンプルなつくりなものが大半です
それこそマニュファクチュアールブランドの技術の粋をこらしたムーブメントに比べれば多少物足りなさはあるのですが、ETAのムーブメントは安価でありながらも精度はかなり高く、また、汎用であるがゆえに部品の流通も豊富でどこででもすぐに安く修理が受けられるメリットもあります
その品質の確かさは、オメガやパネライ、IWCなど世界に名だたる時計ブランドがこぞって採用していたことからもうかがえますよね
「大量生産のETAムーブメントなんてダメだ」なんて意見をお持ちの時計ファンも一定数見受けられますが、唯一無二のものを作るために試行錯誤して生まれたマニュファクチュアールブランドのムーブメント。
もう一方で一人でもたくさんの人に快適に質のいい時計を使ってもらうため生まれたETA社のムーブメントでは、そもそものコンセプトや土俵がまったく違います
それぞれにメリットやデメリットがありますし、全くの別物としてとらえたほうがより広く時計を楽しめると思いますよ
★ETAと時計メーカー
さて、ETAは時計メーカーにムーブメントを卸す会社だというようにお話をしてきました
実際、スイスの時計産業界では古くから分業制が採られてきたのでETAのようにムーブメントを専門に作って卸す会社はそう珍しくはありませんでした
時計メーカー側からしても資金や時間をかけて一から自社ムーブメントを開発する手間を思えば、ETAの高品質かつ安価なムーブメントを買ってあとは自分の会社で作ったケースにポンっとはめればそれで終わりの作業工程は楽なうえに利益も取りやすかったのです
(この風潮は「ETAをポンとはめれば完成」から「エタポン」とも呼ばれ、時計製造の過程も愛でる層からはかなり反感を買っていました)
ところが、この製造方法が適切な範囲のうちはよかったのですが徐々に一部の時計メーカーで「ETAムーブメントってわかると評判が悪いからうちで考えた名前を付けて発表するよ!」だの、
「ETAムーブメントは安いけど、うちはネームバリューがあるからちょっと強気な金額設定にしてもいいよね!」だのといった
ETA社を邪険に扱ったり、原価と定価があまりにもそぐわない製品が横行した結果、ETA社の堪忍袋の緒が切れます。
★ETA社の宣言
ETA社は長い歴史の中で、スイスの時計工房に寄り添い多くの人が使いやすい時計を手に入れられるように、と価格面でも性能面でも努力を重ねてきた会社です
だからこそ、良かれと思って部品を渡してきた工房たちがETAのムーブメントを粗末に扱ったり、安価に卸した意味を踏みにじるような法外な金額で時計に仕立てたりしているのを見て2002年、あるひとつの決断をすることにします
それは2006年以降、ETAが所属するスウォッチグループ以外の会社へムーブメント及び部品の提供を停止するという宣言でした
★時計業界の混乱
「こんなにうちのこと舐めまくった対応されるなら、じゃあご自分でムーブメント作られたらいかがですかぁ~誰のおかげでおたくら時計作れてると思ってんじゃいワレ」
というべきETAの宣言に泡をくったのはこれまで「エタポン」で多大な利益を得てきたエタブリスールたちです
自社で性能の高いムーブメントを作れないからETAを頼っていたのであって、そこでETAからのムーブメントが手に入らなくなるとすれば行きつく先は倒産しかありません
もちろん、ムーブメントを手掛けるメーカーはETAの他にも存在してはいましたが
コストパフォーマンスの面でETAに並ぶ会社はなく宣言後、時計業界はクオーツショック以来の大混乱が始まりました
ETA以外のムーブメントメーカーを頼る会社、自社でのムーブメント開発に乗り出す会社、他社と共同戦線を張ってなんとか乗り切ろうとする会社…
反応はそれぞれでしたが、この混乱によって経営の歴史に幕を下ろした会社も少なくはなかったようです
いや、実際たまったもんじゃなかったと思いますよ(笑)
この衝撃があまりにも大きかったため、スイス競売連邦政策委員会は供給停止を2006年から2010年に延期するように要求、さらに紆余曲折あり最終的な供給停止のリミットは2020年に変更されました
この一連のゴタゴタを『ETA2010年問題』、もしくは『ETA2020年問題』というように呼びます
★ETAの狙い
ETAが外部グループへのムーブメント供給を停止したのはもちろん先に挙げたムーブメントを粗末に扱われたから、おかしな価格設定を見過ごせなかったからという理由が主なものになりますが、この2020年問題にまつわる発言でスウォッチグループのニコラス・G・ハイエック氏が語った「スイスの時計メーカーが自社開発を放棄しETAのムーブメントを搭載して商品を高額で販売する現状がスイスの時計工芸を堕落させているのだ」という言葉が、かなり本音に近いものなのではないかな
「エタポン」は楽に利益をとることができますがそれを続けている限り技術面での成長はまったく見込めません
ETA社はそれまで「あって当然、利用できて当然」だったETAムーブメントを強制的に取り除くことでぬるま湯状態である時計各社の自立や成長をうながし、かつての発明に意欲的だったスイス時計業界の復活を望んだのではないでしょうか
実際、この宣言の後からマニュファクチュアールに取り組みだすメーカーは多くまだまだ精度は改善の余地ありですがそれぞれの会社の特色が見えるムーブメントもいくつか誕生してきています
ETAムーブメントの供給が止まった今、時計業界はまた新しいフェーズに突入しています
今後時計業界がどのように発展するかムーブメント事情からみてみても面白いかもしれませんね
本日は時計のムーブメントメーカーであるETA社について取り上げました
いかがでしたでしょうか
今回はかなりざっくりお話しているのでまた機会があれば、ETAの代表ムーブメントなどについても詳しくお話ししたいと思います
それではまた
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