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みなさまこんにちは(*^-^*)
時計、特に自動巻き時計を使っている方は、
「オーバーホール」という言葉をよく耳にされると思います。
本日はそのオーバーホールについて詳しくお話いたします
オーバーホールとは、日本語では「分解清掃」といい、
平たく言えば時計のメンテナンスのことです
ねじや歯車などの繊細な機構で動く自動巻き時計は、
正確な動きを保つために、定期的に内部のメンテナンスを受ける必要があります。
いくら高級な時計を手に入れても、オーバーホールなしでは
いずれ止まったり故障してしまう可能性が高いです
ではそのオーバーホールとは、具体的にどういったものなのでしょうか
なぜオーバーホールをしないといけないの？
自動巻き時計に起きる不具合の多くは、内部部品の摩耗によって引き起こされます。
時計の内部には、部品の動きをよくするための潤滑油が注入されています
ところがこの潤滑油が古くなり劣化すると、歯車同士がスムーズに嚙み合わなくなり部品が摩耗してしまいます。
さらに状態が悪化すると、劣化した部品から出た金属粉が潤滑油に混じり、
さらなる劣化・摩耗を引き起こしてしまうんです
なので、部品の劣化による故障の可能性を少しでも低くするためには
定期的なオーバーホールが大事になるんですね
オーバーホールの手順って？
時計のオーバーホールはおおまかに、
時計を分解し、修理・故障個所の特定・交換
分解した状態で各パーツを洗浄
組み立てつつ、グリス(潤滑油)の塗布
ゴムパッキンの交換
全体の磨き・組み上げと点検
の5項目に分かれています
腕時計の中にはピンセットでようやくつまめるような小さな部品も多くあり、
それらに不備がないかを確かめ、元のように組み上げるには
まさに相当な集中力と、経験に基づく技術が必要不可欠なんです
オーバーホールってどこで受けるの？
そんな大事なオーバーホールですが、受けるためには
大きく分けて二つの方法があります
それは
メーカー正規店で受ける
民間修理業者に頼む
の二種類です。
メーカー正規店で受ける
ということは、時計を買ったメーカーさんへ直接持ち込むということです。
直営店が近くにあるようならそこに持っていけばOKですし、
遠ければ宅配便を利用して受け付けてくれるメーカーさんもあります
メリットはなんといっても、その時計正規のサービスが受けられるということ
当然その時計を作っているメーカーさんですので、修理の精度は折り紙付き。
さらに「この時計は間違いなく正規店で修理しました」という証明と、
万が一不具合が起きた時のための保証が1～2年単位でついてくることが多いです
正規店でオーバーホールを受けられるというのは、その時計が正規品であるという証明でもありますので、
オーバーホール証明書のついた時計は、買取の際にも有利になったりします
ただし民間修理業者さんと比べると費用はお高めで、5～10万円はかかることが多いようです。
民間修理業者さんに頼む
場合、正規店ではない、いわゆる個人開業している時計屋さんへ持ち込むということです。
メーカーさんによっては個人業者さんで部品の取り扱いがない場合もございますので、
持ち込む前に「メーカー名+オーバーホール+民間」などで一度調べてみるのがベターです
こちらでは、自分の家の近くにある時計屋さんに持ち込めるので楽ちん
というほか、
平均2～6万と、正規店に比べて格安でオーバーホールを受けられることが魅力です。
その代わり、たいていの場合修理後の保証はつきませんのでご注意ください
いつオーバーホールを受ければいいの？
ここまでオーバーホールのことを知って気になるのが、
「じゃあ私の時計はいつオーバーホールに出せばいいの
」
ということですよね
オーバーホールは確かに定期的に受ける必要はありますが、
そんなに頻繁に受けるようなものでもありません。
メーカーさんやモデルによっても多少異なりますが、
たいていは3年から5年ほどのスパンで受けるのを推奨されています。
正確な時期が気になる方は、お使いのメーカーさんへ問い合わせてみてください
ただしここで注意したいのが、時計の使用環境によっても頻度は変わるということです
しまいっぱなしの時計と、毎日使っている時計、クロノグラフなどの機能もフル活用している時計では、
当然内部の劣化スピードも異なり、オーバーホール回数も多くなるのが普通です。
「まだオーバーホールの時期じゃないはずだから…」とほったらかしにしないで、
時計の不具合・30秒以上の時間の狂いなど発見したら、早めのオーバーホールをおすすめします
最後に
本日は時計のオーバーホールについてお話ししました
いかがでしたでしょうか
オーバーホールはけして安くない費用が掛かってしまいますが、
時計を正確に長く使うためには必ず必要なメンテナンスです。
自動巻き時計は、きちんと手をかけてやれば何年、何十年と動き続けます。
正しくオーバーホールを受けて、大切な時計をいつまでも愛用してくださいね
それではまた
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